2009年10月1日木曜日

若き社会人に贈ることば

松下幸之助 若き社会人に贈ることば―自分の幸せは自分でつくれ
松下幸之助


松下幸之助さんの「新入社員向け」の啓発本みたいな内容です。
全体的に良い本なので、ピックアップが難しい。故に、ぱっと開いたところの文章を紹介しよう!
  • 人々に喜びを与え、世の向上、発展を約束するのだと思えば、勇気凛々として行くことができる(55p)
    モノを買っていただき、自分が設けることは、消して悪いことじゃないんだよ!ということですな。会社に行けないとか言う人は、もっと喜びを与えていかないといけないのでしょうね。
  • 自分を教育するということを非常に好ましいこと、愉快なことというようにとらえれば、知らず識らずのうちに、その人は成長していく(176p)
    何事も気の持ちよう。仕事が窮屈とか考えてるようなら、自分を教育しよう、学んで行こうと思う方がよっぽど建設的だということですね。
  • 人生は真剣勝負である。(139p)
    決して「時には失敗することもあるさ」なーんて思いながら人生を生きていては、もったいない。どんな小さなことでも真剣にやりましょう。
  • 会社を信頼すること・・・非常な期待を持って新入社員を受け入れ、すべてよかれと思って、いろいろ教えたり、注意したりするわけです。(69p)
    確かに。教える方になったら、これが分かるのですが、それまでは分からなかったなぁ。「親の心子知らず」ってやつですね。少しずつでいいから、成長してくれよ~(^^)/
  • 素直にありがたさを認める態度(30p)
    スグに忘れてしまいますが、謙虚な心を持って仕事にまい進することが、自分に求められることなのです。ってことが、分かるまでにかなりかかります。てか、最近かも・・・・
  • 自分の天分を生かした転職・・・地位や財産があろうとなかろうと、いつも生き生きとした喜びにあふれ、自分の生きがいはここにあるのだという自信のもとに充実した人生を送ることができる(218p)
    最後の章です。自分の天分、与えられた役割をしっかりと努めることで充実した人生になるんですよ~ってことですが、表題に「幸せ」ってある割に、文章の中で「幸せになれます」的な記述がないように思いました。
    今は、会社とプライベートを分けるのがあたりまえ~な風潮だと思うのですが、この方は、会社こそわが道!って感じなんですよね。ウチのパパみたい。それはそれですごいと思います。
・・・ああああ、全体的に出来ていないので、心が痛い(--;

2009年9月24日木曜日

日曜日のメンタルヘルス

日曜日のメンタルヘルス相談室
和田 憲明


またまた和田先生の本です。実は、続けてどわ~!っと読みました♪

これ、いろんな人の例(ウチの会社の人もいるだろうなぁw)があるので、読んでいて納得したりうなずいたりしてしまいます。
  • 落ち込んでいる時は、思いっきりマイナス思考を!(20P)
    いいですね~マイナス思考w 無理してプラス思考をすると、逆にさらに落ち込んでしまうので、落ち込んでいる時は、マイナス思考をしていく方が理にかなっているというもの。そう、私もトコトンまで落ち込んでみる。と違った見方ができて、浮上できます。
    ただし、ずーっとマイナス思考は×ですよ!ともあります。
  • 3(好き):2(嫌い):5(どっちでもない)の法則(35p)
    まぁ、みんなに好かれようとすることは無理なわけで~それ以上に何とも思ってない人の方が多いわけですよ。だから、周りと比べ過ぎたり、評価しすぎ(低く)てズレがあると、付き合いが難しくなってしまいますよ~ということです。気楽にね!
  • 上司がいない時の方が仕事がはかどりました(49p)
    でも上司は、残業してくれるんだよね。私?ラキさんがいるので、さっくり帰りますよ♪
  • 「いつも」「どうせ」「きっと」が悩みの思考回路の定番(87p)
    最近、これなくなった。だって、そんなこと思ってても楽しくないし、先に進まないもんね。
  • たかがお喋り、されどお喋り(91p)
    女性の場合は、特に多いでしょうね。しゃべれば、結構ガス抜きになるんですよね。それを抱えることが出来ない場合があったりしますけどw その辺は、言葉にしていいことと悪いことを区別しないといけませんね。
  • まずは相手に合わせてみる(106p)
    人付き合いをするにあたって、まずいことはすぐ分かります。んじゃ、それをしなきゃ、うまく行くんだよ~ということですな。
  • 『まぁ、いいか』(142p)
    これは、口癖です(爆)そういう割り切りが必要なんだな~って思います。最後は、自分が責任をもつくらいの気構えが必要だとは思いますが。
  • 「がんばれ」と言わずに励まそう
    コレ、難しいんよ。すぐ「がんばれ」って言ってしまいそうになる。認めることはするんだけど、そのあとに足しそうになるんだよね。
  • 病気になるのはいかんけど、仕方ないときもある。人生いろいろ、心もいろいろある(163p)
    まぁ、うつって「心の風邪」とか言われるけど、それよりもっと深刻なんだよね。長く続くし。でもかかってしまうときもあるのだから、受け止めてあげることも必要だよ~ということなんでしょうね。
なんか、たくさんピックアップしてしまった。例題が参考になるので、そちらは本でお楽しみくださいませ!

2009年8月25日火曜日

がんに負けない心理学

がんに負けない心理学
和田のりあき


がんになった人が、いったいどんなことを思うのか?心理学の先生らしい分析です。ただ、ガンでなくても人は死ぬんだよ…ってことは思いつかないようでした。
  • 心は「凍った状態」でした。表面的には冷静に見えたと思います。
    あまりのショックで動けない状態なのに、冷静に見えるから、この人は大丈夫だな~と周りが思ってしまうため、ケアが遅れるということ。命にかかわるときは、冷静にしなくてもいいよということです。
  • 病気を正しく理解するための情報収集をしない
    “余命*年”とか書いてあるとへこむ。なので、下手に情報を入れるより、入れない方が健康的でいられるそうです。欲しかったら、周りが教えてくれるとのこと。
  • 生きること、治ることをあきらめてしまわない。
    頑張ろう!と思うけど、長続きしない。というより、既に頑張ってるのだから、さらに戦うとなるととても力がいる。でも諦めたらダメよー!ということだと理解しました。
  • 「強気」「弱気」「冷静」の三つの自分
    病気の時は、「弱気」の自分が強くなってしまうようだ。「冷静」の自分をカウンセリング役に持ってきて、自問自答を行って、内面を見ていくと一人カウンセリングができ、よい方向に向かうみたい。病気の時って、何もしない(できない)時間があって、すべてが考える時間にあたってしまって、自分を苦しめることもあったりする。治るのが分かっていれば、そんなに負担にならないけどガンは、そういう時間は辛いと思う。三つの自分をうまく使ってカウンセリングするようにしたら楽だよ~ってことみたい。
  • 良かったことを見つける。ラッキー経験を集める。過去の自分を許す
    ・・・なんか、成功法則のようだ。やっぱり心を穏やかに現状を受け止めるには、これしかないんだろうと思う。
  • 本人以上のストレスがかかる
    自分の体じゃないので良いか悪いか分からない、相談相手がいない(患者だと見舞いに来てくれる)、自分のことは置いといて、患者本人を第一に考える・・・という負荷がかかるため、家族の方が倒れる場合もあるようだ。家族のケアの方が大事なのかも。
先生自身がカウンセラーなので、カウンセリングの大切さも実感なさった模様。

実は、私もカウンセリングを受けたことがある。<がん発覚の前
すっごい明るくて、適当な先生だなぁと思ったけど、ちゃんとやることはやってくれた。やっぱ、カウンセラーの先生は、これぐらいじゃないとね♪とも思ったけど、今はどうなんだろう。
本読みましたよ~!ってメールしてみようかな。

ガンは、年々治療法が向上するので、生き延びれば完治の可能性があるそうな。ガンでなくても心が弱った時の対処法として役に立つ1冊です。

2009年8月24日月曜日

血となり肉となる

食べ物はこうして血となり肉となる ~ちょっと意外な体の中の食物動態~
中西 貴之


食べ物がどう分解されて、血となり肉となるのか・・・・つー内容を期待していたら、全然違っとった。

正確には、「食べ物に含まれている栄養素がどんなふうに体(細胞)に作用するのか?」って内容だった。
  • 胃腸の中は“体の外”
    「ちくわ」のような構造なのだが、うまいこと出来ていると思う。
  • リンゴポリフェノールは体内脂肪を減少させる効果がある
    毎日1個のリンゴ。食べれない(笑)
  • アレルギーには、βカロテン
    でも、かなりカロテンという物質は吸収が難しいらしい。この辺からも腸が大事ってことは分かると思うんだけどなぁ。
  • 腸肝循環
    フラボノイドなど、一部の物質については、腸と肝臓をぐるぐる回るそうな。最終的には、全部出されるけど、こうやって吸収率を上げているんだって。
  • ネギを食べると聡明になる
    まぁ量の問題はあるけれど、もっと玉ねぎを食べようと思う今日この頃w
福岡先生が全体的に見ないと科学は見間違えるよ~と日経ニュースか何かで読んだことがあるが、まさに同じ。本の中にも書いてあるけど、食べ物は、複雑すぎてどれがどう作用しているのか分かってないというのが現状のようだ。

あと、ガンとかアレルギーとかのことも書いてあった。それにしても、自分の体は食べたものダケで出来ているのだと実感する。私の30%ぐらいは、チョコレートだね(笑)

2009年8月3日月曜日

脳はこの1冊で鍛えなさい

脳はこの1冊で鍛えなさい
加藤俊徳


脳は死ぬまで成長する唯一の器官なので、成長させないなんてもったいない!というお話です。
成長させるにもやり方があるので、それについて説明している本でした。
脳の学校」<<クリックどーぞ。
  • 脳は個人によってすべて違う
    双子でも同じようには成長しない。鍛えているとその部分が成長して、白い枝が頭がい骨の方に伸びているという。確かにそういう風にも見えるが、実際には先生に診てもらわなければ分からないなぁ。と思った。
  • 目標を持たせてやる
    漠然とした内容「運動機能をあげる」とかでいいので、目標を持たせると脳の成長は違うという。運動能力も脳が発達してないためだというので、ちと頑張ってみようかなという気になってきた(笑)
  • 脳番地日記をつける
    まずは、1~2週間日記を付けて、自分の傾向を見る。その上で、伸ばしたいものが何かを見極めて、その時間を組み込んでいく(予定)。1日を振り返って、予定と比較して、明日どうするか考える・・・とゆー至極当たり前だが、やっていないことを意識してやることが大事なのだと思う
  • 脳番地は機能系に分けられる

  • 潜在能力細胞を鍛えよう
    十分に開発できていない神経細胞のことをこう呼ぶようにしたそうな。脳は使えば使うだけ神経細胞のシナプスが増えることは知られていることだし、もっと効率的に使って休めないといけないんだな~と思った。
  • 覚えるときのポイントは、2つの脳番地を使うようにします。一字一句を正確に覚える。
    アジするときに、どうしてもコースが覚えられない。体と声とで覚えるようにしてみたけど・・・微妙(>_<)もっと、改善の余地あり~なので、イメトレも入れて鍛えてみようと思う。
脳トレに真っ向から異論申し立てというか、あんまり役に立たないよ~で始まるこの本。
脳が機能別になっているのは、知っていたが、こういう育て方もあるのかと勉強になった。

鑑定していただくのに、どれくらいかかるのかな?と思ったら、保険が効かないから、むちゃ高(-_-;び、びびった・・・・地味~に日記ともう一冊あるらしい本でやる方が良いっぽ。

2009年7月31日金曜日

植物知識

植物知識
牧野富太郎



もっと早くに知りたかったな・・・・。

花と果実について、由来・学術名・特徴・歴史(短歌)について綴っているものである。
  • 百合は中国のものであって、日本のユリではない。したがって百合と書くのは間違ってる!
    菫(スミレ)や紫陽花(アジサイ)もしかり。


    え~そうなのん?(・_・)なんか、いっぱい間違って覚えているみたいだわ。ハズカシ~(T-T)
    伝来の歴史から紐解いてあるので、とても面白い。

  • 菖蒲はショウブではなく、ハナショウブは、白菖と書くべきだし、アヤメとは、全く違う。日本に誇る花だから、各地にショウブ園を作るべし!

    やっぱり、カキツバタ、ショウブ、アヤメは別種なのだと実感。今は、あちこちにショウブ園があるよね。

  • リンゴ、ナシなどは身を合成せる果托部を食しており、ミカンは果内の毛を食し、バナナは果皮を食し、イチジクは変形せる花軸部を食用に供している。

    ・・・え~!!!みかんって毛なのん?・・・図を見ると納得。でも、あれって毛だったのかぁ。イチゴも幹の先を食ってるそうな(笑)
この先生の本をもっと読もうと思ったら、学生向けの本が、手に入らなかった。図書館で借りてくるかな。

ずいぶん間があきましたが、ボチボチ埋めていきます(^^;

2009年4月22日水曜日

神道がよくわかる本

神道がよくわかる本 (PHP文庫)

神道に関するQ&Aの本です。「神社ってあるけど、何のためにあるの?」とか「お祓いって何?」「お守りってどんなもの?」ってホントーに基本的なことに疑問がある人が読むとよいものです。
  • イザナギの尊イザナミの尊(みこと)、天照大御神に高天原~中つ国~黄泉の国
    神様の成り立ちや、住まう場所。そして、神道の教えについてかかれてあります。が、仏教やキリスト教のように”経典”というものがありません。”道”なので、宗教とは似て非なる部分があるということを聞いたことがありまふ。「まごころ」がキーワードなのでっす。
  • 神社の造りや祈りの言葉など
    個人的に、ココが一番面白かった(^^) 神社の造りや殿の意味、狛犬の由来やら知らないことだらけ。お祭りも神道に由来します。
  • 神道のしくみ。格や神職、お祭りしている神様は?
    お祭りしている神様一覧があるのは良かった。神主さんとか巫女さんとかは、いったい何者なのか?ということを知りたかったら、ココを読めばOK!
  • 神道の流れ
    流れというか歴史。いろいろ分家してたりするので、それの説明です。天理教も神道だとは知らなかった。高校野球は応援するんですよね(笑)
「神道ってなんぞや?」って思ったら、気になるところだけ抜粋して読めばいいし、なんだっけ?と思ったときに読みやすい形式だな~と思った。Q&Aも悪くない。うん。