2009年8月25日火曜日

がんに負けない心理学

がんに負けない心理学
和田のりあき


がんになった人が、いったいどんなことを思うのか?心理学の先生らしい分析です。ただ、ガンでなくても人は死ぬんだよ…ってことは思いつかないようでした。
  • 心は「凍った状態」でした。表面的には冷静に見えたと思います。
    あまりのショックで動けない状態なのに、冷静に見えるから、この人は大丈夫だな~と周りが思ってしまうため、ケアが遅れるということ。命にかかわるときは、冷静にしなくてもいいよということです。
  • 病気を正しく理解するための情報収集をしない
    “余命*年”とか書いてあるとへこむ。なので、下手に情報を入れるより、入れない方が健康的でいられるそうです。欲しかったら、周りが教えてくれるとのこと。
  • 生きること、治ることをあきらめてしまわない。
    頑張ろう!と思うけど、長続きしない。というより、既に頑張ってるのだから、さらに戦うとなるととても力がいる。でも諦めたらダメよー!ということだと理解しました。
  • 「強気」「弱気」「冷静」の三つの自分
    病気の時は、「弱気」の自分が強くなってしまうようだ。「冷静」の自分をカウンセリング役に持ってきて、自問自答を行って、内面を見ていくと一人カウンセリングができ、よい方向に向かうみたい。病気の時って、何もしない(できない)時間があって、すべてが考える時間にあたってしまって、自分を苦しめることもあったりする。治るのが分かっていれば、そんなに負担にならないけどガンは、そういう時間は辛いと思う。三つの自分をうまく使ってカウンセリングするようにしたら楽だよ~ってことみたい。
  • 良かったことを見つける。ラッキー経験を集める。過去の自分を許す
    ・・・なんか、成功法則のようだ。やっぱり心を穏やかに現状を受け止めるには、これしかないんだろうと思う。
  • 本人以上のストレスがかかる
    自分の体じゃないので良いか悪いか分からない、相談相手がいない(患者だと見舞いに来てくれる)、自分のことは置いといて、患者本人を第一に考える・・・という負荷がかかるため、家族の方が倒れる場合もあるようだ。家族のケアの方が大事なのかも。
先生自身がカウンセラーなので、カウンセリングの大切さも実感なさった模様。

実は、私もカウンセリングを受けたことがある。<がん発覚の前
すっごい明るくて、適当な先生だなぁと思ったけど、ちゃんとやることはやってくれた。やっぱ、カウンセラーの先生は、これぐらいじゃないとね♪とも思ったけど、今はどうなんだろう。
本読みましたよ~!ってメールしてみようかな。

ガンは、年々治療法が向上するので、生き延びれば完治の可能性があるそうな。ガンでなくても心が弱った時の対処法として役に立つ1冊です。

2009年8月24日月曜日

血となり肉となる

食べ物はこうして血となり肉となる ~ちょっと意外な体の中の食物動態~
中西 貴之


食べ物がどう分解されて、血となり肉となるのか・・・・つー内容を期待していたら、全然違っとった。

正確には、「食べ物に含まれている栄養素がどんなふうに体(細胞)に作用するのか?」って内容だった。
  • 胃腸の中は“体の外”
    「ちくわ」のような構造なのだが、うまいこと出来ていると思う。
  • リンゴポリフェノールは体内脂肪を減少させる効果がある
    毎日1個のリンゴ。食べれない(笑)
  • アレルギーには、βカロテン
    でも、かなりカロテンという物質は吸収が難しいらしい。この辺からも腸が大事ってことは分かると思うんだけどなぁ。
  • 腸肝循環
    フラボノイドなど、一部の物質については、腸と肝臓をぐるぐる回るそうな。最終的には、全部出されるけど、こうやって吸収率を上げているんだって。
  • ネギを食べると聡明になる
    まぁ量の問題はあるけれど、もっと玉ねぎを食べようと思う今日この頃w
福岡先生が全体的に見ないと科学は見間違えるよ~と日経ニュースか何かで読んだことがあるが、まさに同じ。本の中にも書いてあるけど、食べ物は、複雑すぎてどれがどう作用しているのか分かってないというのが現状のようだ。

あと、ガンとかアレルギーとかのことも書いてあった。それにしても、自分の体は食べたものダケで出来ているのだと実感する。私の30%ぐらいは、チョコレートだね(笑)

2009年8月3日月曜日

脳はこの1冊で鍛えなさい

脳はこの1冊で鍛えなさい
加藤俊徳


脳は死ぬまで成長する唯一の器官なので、成長させないなんてもったいない!というお話です。
成長させるにもやり方があるので、それについて説明している本でした。
脳の学校」<<クリックどーぞ。
  • 脳は個人によってすべて違う
    双子でも同じようには成長しない。鍛えているとその部分が成長して、白い枝が頭がい骨の方に伸びているという。確かにそういう風にも見えるが、実際には先生に診てもらわなければ分からないなぁ。と思った。
  • 目標を持たせてやる
    漠然とした内容「運動機能をあげる」とかでいいので、目標を持たせると脳の成長は違うという。運動能力も脳が発達してないためだというので、ちと頑張ってみようかなという気になってきた(笑)
  • 脳番地日記をつける
    まずは、1~2週間日記を付けて、自分の傾向を見る。その上で、伸ばしたいものが何かを見極めて、その時間を組み込んでいく(予定)。1日を振り返って、予定と比較して、明日どうするか考える・・・とゆー至極当たり前だが、やっていないことを意識してやることが大事なのだと思う
  • 脳番地は機能系に分けられる

  • 潜在能力細胞を鍛えよう
    十分に開発できていない神経細胞のことをこう呼ぶようにしたそうな。脳は使えば使うだけ神経細胞のシナプスが増えることは知られていることだし、もっと効率的に使って休めないといけないんだな~と思った。
  • 覚えるときのポイントは、2つの脳番地を使うようにします。一字一句を正確に覚える。
    アジするときに、どうしてもコースが覚えられない。体と声とで覚えるようにしてみたけど・・・微妙(>_<)もっと、改善の余地あり~なので、イメトレも入れて鍛えてみようと思う。
脳トレに真っ向から異論申し立てというか、あんまり役に立たないよ~で始まるこの本。
脳が機能別になっているのは、知っていたが、こういう育て方もあるのかと勉強になった。

鑑定していただくのに、どれくらいかかるのかな?と思ったら、保険が効かないから、むちゃ高(-_-;び、びびった・・・・地味~に日記ともう一冊あるらしい本でやる方が良いっぽ。