和田のりあき
がんになった人が、いったいどんなことを思うのか?心理学の先生らしい分析です。ただ、ガンでなくても人は死ぬんだよ…ってことは思いつかないようでした。
- 心は「凍った状態」でした。表面的には冷静に見えたと思います。
- あまりのショックで動けない状態なのに、冷静に見えるから、この人は大丈夫だな~と周りが思ってしまうため、ケアが遅れるということ。命にかかわるときは、冷静にしなくてもいいよということです。
- 病気を正しく理解するための情報収集をしない
- “余命*年”とか書いてあるとへこむ。なので、下手に情報を入れるより、入れない方が健康的でいられるそうです。欲しかったら、周りが教えてくれるとのこと。
- 生きること、治ることをあきらめてしまわない。
- 頑張ろう!と思うけど、長続きしない。というより、既に頑張ってるのだから、さらに戦うとなるととても力がいる。でも諦めたらダメよー!ということだと理解しました。
- 「強気」「弱気」「冷静」の三つの自分
- 病気の時は、「弱気」の自分が強くなってしまうようだ。「冷静」の自分をカウンセリング役に持ってきて、自問自答を行って、内面を見ていくと一人カウンセリングができ、よい方向に向かうみたい。病気の時って、何もしない(できない)時間があって、すべてが考える時間にあたってしまって、自分を苦しめることもあったりする。治るのが分かっていれば、そんなに負担にならないけどガンは、そういう時間は辛いと思う。三つの自分をうまく使ってカウンセリングするようにしたら楽だよ~ってことみたい。
- 良かったことを見つける。ラッキー経験を集める。過去の自分を許す
- ・・・なんか、成功法則のようだ。やっぱり心を穏やかに現状を受け止めるには、これしかないんだろうと思う。
- 本人以上のストレスがかかる
- 自分の体じゃないので良いか悪いか分からない、相談相手がいない(患者だと見舞いに来てくれる)、自分のことは置いといて、患者本人を第一に考える・・・という負荷がかかるため、家族の方が倒れる場合もあるようだ。家族のケアの方が大事なのかも。
- 心は「凍った状態」でした。表面的には冷静に見えたと思います。
実は、私もカウンセリングを受けたことがある。<がん発覚の前
すっごい明るくて、適当な先生だなぁと思ったけど、ちゃんとやることはやってくれた。やっぱ、カウンセラーの先生は、これぐらいじゃないとね♪とも思ったけど、今はどうなんだろう。
本読みましたよ~!ってメールしてみようかな。
ガンは、年々治療法が向上するので、生き延びれば完治の可能性があるそうな。ガンでなくても心が弱った時の対処法として役に立つ1冊です。
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