2008年11月10日月曜日

コピー用紙の裏は使うな!

コピー用紙の裏は使うな!―コスト削減の真実 (朝日新書 37) (朝日新書 37)

これ、環境問題の本じゃありません。題名にある通り『コスト削減』の本です。
自分は、この本は環境問題の内容で、こんな考え方間違ってる!的なコメントを読んだことがあったのですが~実際はコスト削減の考え方を示しているものです。根本的に立ち位置が違うなと思いました。
  • 「見える化」と「共有化」と「明確な配分ルール」
    モチベーションアップには、必須ですね。「見える化」は、見せ方に工夫がいるし、「共有化」も続けていくことを考えておかないと、尻すぼみします。
  • 「私一人がやらなくても大丈夫でしょ」
    お金の感覚がおかしい。忙しいことを理由に取り組まない。自分の周辺でも普通に使われる「やらない理由」です。「自分だけでも」感覚でやっていくことが必要かと。
  • 投資効果が検証されない。結果がわからない。
    これもザラにあるなぁ。結局、どーなったんよっ!ってよく吠えてる(笑)
  • 契約先・仕入れ業界のトレンドや収益構造を見抜く
    例にあったけど、複合機をプリンタとして使いたいという人が多い。チャージ料の考え方や別払いになってるから予算書から落ちるんで、分からないのかもしれないけど、いったいいくら支払ってると思う?
  • 調達改善⇒運用改善⇒設備改善
    「目に見える形で把握し、整理・分類、体系化、圧縮できるところは無いかと考え続けること」に必要なデータが取れないってことが問題。結局、必殺オオザッパーで処理されちゃう費用の多いこと。
  • 評価すること
    なんでもそうですが、やってることを評価してください。やる気がなくなるんです。
  • 書類提出30秒ルール
    これ、私、出来てない(^^;
実践法は、色々書いてあるんですが、独占禁止法だかなんだかの関係から、複数社から契約しないといけなかったりするんで、全部が全部使えるわけではありませんが、コスト低減の取り掛かりという意味では使えると思いました。

そりゃ~水は出しっぱなしの方がコストはかからないんですよ~とか裏紙を使うとプリンタが詰まるんですよ~とか分かってまふ。それは資源削減の話であってコスト削減とは別だよという感覚が必要なんですよね。わたしゃ家では前者の生活をやってますが、会社では後者の生活をしなければいけません。

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